-
原料の違いで吸収が変わる?!
体に届くコラーゲンはどれだ!?
-
リカさん
鋭いご質問ですね!
原料に着目するその視点、私は好きです。
-
そういえば、博士は魚のウロコからとれるコラーゲンが一押しなんですよね?
どうしてなんですか?
-
やっとこの質問がきましたねぇ。
ワクワクしますねぇ。
さぁ、これを見てください。
アミノ酸 ★必須アミノ酸 | mg/100g | |
---|---|---|
ウシ | 魚 | |
グリシン | 330 | 260 |
アラニン | 112 | 99 |
★バリン | 26 | 20 |
★ロイシン | 24 | 21 |
★イソロイシン | 10 | 8 |
セリン | 35 | 46 |
★スレオニン | 1 | 27 |
アスパラギン酸 | 46 | 54 |
グルタミン酸 | 72 | 99 |
アミノ酸 ★必須アミノ酸 | mg/100g | |
---|---|---|
ウシ | 魚 | |
シスチン | 0.0 | 0.4 |
★リジン | 27 | 34 |
★メチオニン | 4 | 20 |
★ヒスチジン | 4 | 8 |
★チロシン | 3 | 6 |
★トリフトファン | 0 | 0 |
プロリン | 132 | 110 |
ヒドロキシプロリン | 120 | 62 |
-
どうですか!!
これを見れば納得ですねぇ。
-
…。
-
博士、なんのことだかさっぱりですー。
-
失礼、失礼。
これは、コラーゲンを構成しているアミノ酸の量を示す表なんですねぇ。
注目していただきたいのは、ここ!
アミノ酸 ★必須アミノ酸 | mg/100g | |
---|---|---|
ウシ | 魚 | |
ヒドロキシプロリン | 120 | 62 |
-
ヒドロキシプロリン…?
-
コラーゲンというのは、三つ編みのような構造をしているんですねぇ。
-
この三つ編みの構造を保つ、いわばヘアスプレーのような役目をして三つ編みをほどけにくくするのが「ヒドロキシプロリン」なのですねぇ。
-
博士、動物のコラーゲンに比べて、魚のウロコのコラーゲンは「ヒドロ…なんちゃら」の量が少ないですよ。
-
うららさん、それこそがポイントなんですねぇ。
動物由来のコラーゲンに比べて、ウロココラーゲンの「ヒドロキシプロリン」量は約半分。
つまり、使うヘアスプレーの量を半分にしてヘアセットをしているというわけです。
-
あぁ、さっきの三つ編みの話ですね。
ということは、動物由来のコラーゲンに比べてウロコのコラーゲンの三つ編みはほどけやすい…。
!!
博士、私わかりました!!
-
さすがリカさんですねぇ。
「ほどけやすい=体に吸収されやすい」。
つまり、ウロコのコラーゲンは動物由来のコラーゲンに比べて身体にキチンと届く、吸収されやすいコラーゲンというわけなんですねぇ。
-
子供のころ、お母さんに「よく噛んで食べなさい」って言われたのを思い出しましたー。
-
そうね、消化吸収を高めるためには小さく分解された状態で
体に取り込むことが大切なのよね。
-
あれあれ、まだまだしゃべりたりませんよ。
もう少し、この話題を続けてもいいですかねぇ。
過去の目からウロコ情報
-
-
博士
-
-
-
リカさん(42歳)肌年齢20代 素材にこだわる系肌につけるものは裏ラベルを熟読して吟味するタイプ。
博士への信頼は絶大だが、
それだけに博士への質問内容は鋭い。
-
-
-
うらら(29歳)コスメ大好き ゆるふわ系流行りのものには一通りのりたいタイプ。
サプリやコスメにお金を使っているのに、肌状態はいまいち。
リカさんの美肌にあこがれており、その秘密を探ろうと画策中。
-
口グセは「海に一つの無駄もナシ」。
海の持つ可能性を人のために活かすための研究に没頭する日々。
海洋性コラーゲンの研究に力を入れているためか、無駄に美肌。