研究所コラムLaboratory column
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ポイント1:原料の由来を確かめ、ウロココラーゲンを選ぶ
健康食品や化粧品の「美と健康」の代名詞ともいわれるコラーゲン。でも、コラーゲンの選び方次第で、全く効果がないものもあります。
コラーゲン研究を続けて20年以上のルウ研究所が、肌を美しく保つために、またアンチエイジング効果を願うあなたに最適なコラーゲンを選ぶポイントを紹介します。
今回のポイントは、コラーゲンの元となる「原材料」です。
コラーゲンのほとんどは豚皮由来
良いコラーゲンを選ぶポイントのひとつは「原材料」です。
コラーゲンは大別すると動物由来と魚由来に分けられます。動物由来は豚皮由来のコラーゲンが大半を占めます。 コラーゲンを口から摂る場合、コラーゲンが直接人の体に吸収されるわけではなく、体内で消化酵素により分解され、アミノペプチドとなって、胃や腸管から吸収されます。通常、分解度の高いコラーゲンすなわちアミノペプチドの分子量が小さいことが吸収性の良いコラーゲンということになります。
動物由来のコラーゲンは「ほどけにくい」
動物由来のコラーゲンは一般に魚由来よりもコラーゲンの構造が頑丈にできていて、化学的に構造がほどけにくい難点があります。
その上、狂牛病や口蹄病などの感染症の心配がゼロとはいえないことなどの問題があり、今では魚由来の優位性は誰もが認める常識となりつつあります。
魚由来のコラーゲンには添加物が必要
魚由来のコラーゲンには主に魚皮由来のものと、ウロコ由来のものがあります。
魚皮、ウロコ由来のいずれも製造時に酵素や、アルカリを添加したものは、粉末にして他の添加物と合わせてジュースや、錠剤、カプセル商品などとして販売されます。
その理由は、得られた粉末はそのまま液体にすると臭気や苦みが残存し、保存性も悪く添加物無しに飲むことはできないためです。
したがって、香料や防腐剤、増粘剤、甘味料などの添加物が必要になります。