研究所コラムLaboratory column
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天然ハイドロキシアパタイトと人工ハイドロキシアパタイトの違い
天然アパタイトの修復効果は人工の4倍以上!
アパタイトは人工的にビーカーの中でも合成することはできますが、これらの人工アパタイトと魚のウロコから抽出した天然アパタイトの違いを、松本歯科大学の伊藤教授が調べられた結果、下の写真で分かるように、ラットの頭骨に穴をあけ、それぞれのアパタイトを埋め込んだところ、天然アパタイトは2週間後には両側の骨と天然アパタイトが同化し、穴は完全に修復されていますが、人工アパタイトでは8週間経っても、穴は修復されていないことが実験の結果、証明されています。
天然アパタイトだからこその「テトリス効果」
この理由は、天然アパタイトは、人工アパタイトに比べ、きっちりした建物ではなく、柱(結晶格子)が所々掛けていることが幸いし、骨の成分のカルシウムイオンの移動が容易となり、また含まれている鉄、亜鉛などの微量金属元素がさらに移動を円滑に手助けするためと考えられます。
「テトリス効果」は天然アパタイトだからこそ得られる特別な効果だといえます。