研究所コラムLaboratory column
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研究から見る、ウロコ由来コラーゲンサプリをおすすめする理由
コラーゲンサプリ選びで迷ったときは
「きれいなお肌を保ちたい」
「エイジングケアを始めようかな」
そう考えたとき、身近な選択肢になるのがコラーゲンサプリ。
多くの種類があるため「どんなサプリを選んだら良いか迷ってしまう」という声もお聞きします。
そこで今回はルウ研究所が長年研究してきた「魚由来コラーゲン」、特に「ウロコ由来コラーゲン」についてご紹介します。
構造の違いや原材料の違い、コラーゲンに関する各種研究を通し、ウロコ由来コラーゲンの魅力をお伝えします。
1.食事で摂るコラーゲンとサプリの違いは?
コラーゲンは食品にも含まれる成分です。
では、食品に含まれるコラーゲンとサプリに含まれるコラーゲンはどんな違いがあるのでしょうか?
答えは「分子量=吸収されやすさ」です。
コラーゲンの構造は繊維状で、複数のアミノ酸が連なっています。
分子量は約30万と大きく、高分子といわれる状態です。
コラーゲンに加熱処理を施すとゼラチンになります。アミノ酸のつながりがほどけ、コラーゲンよりも消化されやすくなります。
しかし、数万程度の分子量のため吸収率が高いとはいえません。
さらに処理を行い、低分子化したものがコラーゲンペプチド。
コラーゲンペプチドは数百~数千の分子量となり、消化・吸収率が高まります。
そのため良質なコラーゲンサプリは、コラーゲンペプチドを原材料にしています。
コラーゲンペプチドは低分子コラーゲンとも呼ばれ、特に分子量の小さなコラーゲンペプチドは超低分子コラーゲンと呼ばれます。
食事と違い、カロリー等を気にせずコラーゲンペプチドを摂取できるサプリ。
「美容・健康のために良質なコラーゲンを摂りたい」という場合は、サプリを活用するのがおすすめです。
2. 魚由来のコラーゲンは分解されやすく吸収されやすい
コラーゲンには、大きく分けると豚や鳥、牛など動物由来のものと、魚の皮や鱗から作る魚由来のものがあります。
魚由来のコラーゲンの特長は、動物由来のコラーゲンに比べ分解されやすい点。
サプリで摂取したコラーゲンは体内でそのままコラーゲンとして利用されるのではなく、一度胃腸の消化酵素によってアミノ酸ペプチドに分解されます。
このとき魚由来のコラーゲンは分子がほどけやすく分解されやすい、つまり吸収されやすいコラーゲンだといえます。
消化・吸収の点から見ると、コラーゲンサプリのなかでも魚由来のコラーゲンペプチドを原材料とするアイテムがおすすめです。
特におすすめは、ウロコ(魚鱗)由来のコラーゲンサプリ。
タイやメバルなど比較的硬質なウロコを原料とするコラーゲンには、コラーゲンのほかにキチン質が含まれます。(※1)
キチン質は主に甲殻類の殻や真菌類の細胞壁に含まれ、保湿剤や人工皮膚などに活用される成分です。
また魚のウロコは未利用資源のため、環境配慮、SDGsの点からもメリットの大きな素材です。
こうしたことから、ウロコ由来コラーゲンは魚由来コラーゲンの良さと新たな可能性を併せ持つ、良質なコラーゲンといえるでしょう。
3.ウロコ由来コラーゲンで肌の水分量が変化。体調や骨に関する研究も
ウロコ由来のコラーゲンペプチドと美肌の関係については、日本食品科学工学会誌の論文「コラーゲンペプチド経口摂取による皮膚角層水分量の改善効果」が挙げられます。
実験では「肌(角層)の水分量は魚鱗(ウロコ)コラーゲンペプチドの経口摂取で増加する」と示されています。(※2)
ほかにも「フィッシュコラーゲンを含むドリンクを3週間以上飲用した際に、肌水分量の増加が見られた」という実験もあります。特に頬の水分量が増加し、きめ細やかさの改善も確認できたとあります。(※3)
さらに2016年には「コラーゲンやエラスチンなど魚類由来タンパク質加水物質を摂取すると体調が良くなる」という実験結果も見られました。(※4)実験結果には摂取量や体質による個人差がありましたが、現在、この差を解消するべく研究が進められています。
ほかにも魚由来コラーゲンペプチドを用いた実験で、骨欠損部の再生を促進させる効果があるとの結果も。(※5)
この実験では、魚由来コラーゲンはBSE(狂牛病)などの感染の可能性がないこともメリットとして挙げられています。
まとめ
コラーゲンは手羽先や牛筋、ゼリーなど一般の食品にも含まれる成分。
しかし、食品に含まれるコラーゲンとサプリに含まれるコラーゲンは分子量が異なります。
特に良質なサプリではコラーゲンを低分子化し、消化・吸収しやすいコラーゲンペプチドを原材料としています。
また、原材料には動物由来・魚由来があり、おすすめは魚由来。
特にウロコ(魚鱗)由来のコラーゲンサプリがおすすめです。
魚由来のコラーゲンには、動物由来のコラーゲンと比べて分解されやすく吸収されやすい特徴があります。
さらに魚鱗由来のコラーゲンには、肌の水分量を増加させるという実験結果があります。(※2)
ほかにもフィッシュコラーゲンの飲用が頬の水分量ときめ細やかさに改善をもたらした、という論文や(※3)、体調改善(※4)、骨欠損部の再生促進に関する研究も。(※5)
魚のウロコは未利用資源のため、環境配慮、SDGsの観点からもメリットの大きい素材です。ただしその分、安価で仕入れ粗雑な製造を行うケースもあるため、信頼できる企業・製造方法を調べることが大切です。
「地球を大切にしながらキレイになりたい」
「積極的なエイジングケアに取り組みたい」
など、コラーゲンサプリを選ぶ際は、ぜひウロコ由来コラーゲンをチェックしてみてください。
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・飲むコラーゲン一覧はこちら
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(※1)魚のうろこから得られるコラーゲン、キチン質複合体の製造方法およびその食品への利用方法
https://patents.google.com/patent/JP2003023970A/ja
(※2)日本食品科学工学会誌「コラーゲンペプチド経口摂取による皮膚角層水分量の改善効果」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk/56/3/56_3_137/_article/-char/ja/
(※3)
魚類由来タンパク質加水分解物摂取後のヒト体調改善効果の予測されるメカニズム
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jisdh/27/3/27_147/_article/-char/ja/
(※4)フィッシュコラーゲンを使ったドリンクの人の肌への影響
https://cir.nii.ac.jp/crid/1050282814249111936https://core.ac.uk/download/pdf/230075217.pdf
(※5)
魚コラーゲンペプチドの骨欠損部再生への有用性
https://www.jstage.jst.go.jp/article/shikahozon/59/5/59_425/_article/-char/ja