研究所コラムLaboratory column
当研究所あるいは学会で実証されている情報を
はじめ、生活に役立つコラムをお届けします。
【SDGs・CSR情報】ルウ研究所のテーマ「未利用資源」について
「未利用資源」をもっとくわしく
近年、ニュースでも取り上げられるSDGsや環境配慮。
ルウ研究所でも、前回までのコラムで環境・社会への取組みを紹介させていただきました。
なかでもルウ研究所といえば「未利用資源」をイメージしてくださる方が多いのではないでしょうか。
今回は、私たちがどうして未利用資源を活かした商品づくりを行うようになったのかについて、ご紹介いたします。
以前のコラム
>【SDGs・CSR情報】本物の価値で社会へ貢献する、ルウ研究所の取り組みを紹介
>【SDGs・CSR情報】本物の価値で社会へ貢献する、ルウ研究所の「ひとづくり」
>【SDGs・CSR情報】本物の価値で社会へ貢献する、ルウ研究所の「未来に向けた取り組み」
とあわせてお読みいただけたら幸いです。
1.未利用資源活用のきっかけ
鯛のウロコや卵の殻、ブドウの種皮など、多くの未利用資源から人と環境に優しいアイテムを作るルウ研究所。
しかし、設立当初は現在ほど多くの未利用資源を扱ってはいませんでした。
ルウ研究所は、1997年に工学博士・石塚庸三が立ち上げた会社です。
庸三は大学での研究時から未利用資源に着目し、特に「研究結果を一般社会に役立てること」に熱心に取り組んでいました。
また、地元・鳥取から東京の大学に進学したことで、改めて地元の自然、日本の各地の自然の価値を感じ「自然の価値をもっと活かせないか」とも考えていました。
研究に研究を重ね、鯛のウロコから無添加・高品質の超低分子コラーゲンを抽出することに成功。ウロコ由来コラーゲンが話題になると、庸三のもとに「こういうものも原材料として使えないか?」と、未利用資源に関する相談が寄せられるようになりました。
2.二代目社長就任で社会・環境への取組みも強化
2013年、庸三は社長を引退し会長へ。
庸三の息子である石塚雷三が社長に就任します。
経営者として学びを深めるうちに、雷三は改めてルウ研究所の「未利用資源を活用し、人と環境に優しいアイテムを開発・販売する事業」は世の中に役立つ仕事だと実感します。そして、自分たちのアイテムをもっと多くの方に知ってもらい、自然環境や社会に貢献したいと考えるようになりました。
このころから、社屋へのソーラーパネル設置や社員教育の充実など、現在のSDGsにつながる取り組みにも注力していきます。
また多くの商品開発に携わる寄田研究員は、実は会長・石塚庸三の教え子。
「研究結果を一般社会に役立てる」という想いを引き継ぎ、日夜研究に励んでいます。
ご愛用いただく方が増えるにつれ、全国の生産者さまからも
「ニンジンの葉っぱがたくさんあって困ってるんだけど、何かに使えないかな?」
など、ご相談をいただく機会が多くなりました。
ニンジンの葉は、自然の恵みでお口をキレイにする「キラルンウォッシュ」の抗菌成分の一つ「キャロットリーフ」として活用。
すぐに商品化に至らない場合もありますが、商品改良や、商品開発のタイミングで「あの未利用資源のこの成分が使えるかもしれない!」と道が見えることも。
長年続けてきた研究、全国からのご相談、そして、いつも私たちのアイテムを使ってくださるみなさまの力が、未来のアイテムづくりにつながっているのです。
まとめ
全3回の記事を通し、ルウ研究所の環境・社会への取り組みをご紹介したコラム。
今回は番外編として「未利用資源活用の経緯」をご紹介いたしました。
「Resources Utilization(未利用資源の活用)」に由来するルウ(RU)研究所は、工学博士・石塚庸三が設立した会社です。
鯛のウロコからコラーゲン、天然アパタイトの製造に成功したことから、ほかにも未利用資源に関する相談が寄せられるように。
やがて息子の石塚雷三が会社を継ぎ、多くのお客様に支えられて事業が成長するにつれ、全国から「こんな未利用資源があって困っている」という声を多くいただくようになりました。
「自然の恵み」である未利用資源を活用したアイテムを使うことが、社会・自然への貢献につながる。
みなさまにも、ぜひこの体験をお届けできれば嬉しく思います。